芽キャベツを今年初めて植えてみた。
冬にとれる大切な野菜。
どこかで植えてあるのをみたが、見た目も可愛かった。
うちの芽キャベツ、葉っぱのわさわさ感がない…
ウサギの仕業か、鹿の仕業か…
芽キャベツ本体は食べられてないので、よしとしよう。
さて、我が村の自慢はガソリンスタンドとスーパーがあること。
スーパーは小さくて、欲しいものがなかったりもするし、閉まるのも早い。
そして都会よりも高い。
別荘地なので冬は人口が一気に減り、野菜やパンの鮮度がひどいことになる。
カビていないか、傷んでいないか、全方向から確認してから買わなくてはいけない。
それでも、スーパーが歩いて15分で行けることの素晴らしさ。
何度も閉店の危機に陥って、地元の人のサポートを訴えていました。
牛乳、野菜などはなるべく村のスーパーで買い、
都会のスーパーと値段が50円前後しか高くないものなども村のスーパーで買っていた。
ここ1年ほど、村のスーパーでは『キャッシュバック』のお知らせがなかった。
ICAという大手スーパーのチェーン店なので、購入金額によってポイントがつく。
ポイントがたまるとキャッシュバックとして買い物金額からいくらか引いてくれるシステムだが、そのお知らせがずっとなかった。
都会のスーパーに行くと「ポイント使いますか」と聞かれるので「そういえば近所のスーパーでは聞かれない…」と気付いた時、キャッシュバックはそのスーパーの持ち出しになるのかも、と漠然と思っていた。
レジを通る時に『使えるポイントあります』と表示されていてもキャッシャーの人は教えてくれなくなっていた。
キャッシュバックは通常25krか50kr(約250円/500円)。
かまへん、かまへん、節約できるとこはしときやー、他の店で使うからええでー、と心の中で思っていた。
ある日、村のスーパーに行くと生鮮食品が全くなかった。
肉、魚、ソーセージ、ハムなんかがない。
どうした?
と旦那さんと話ながら帰った翌日、店が閉まっていた。
『棚卸でお休みします』
と書かれていたが、村人ネットワークで『閉店するって』と回ってきた。
えええええーっ?!!!!
閉店って、せめて数か月前に云うものじゃないのか。
昨日まで開いてたのに、今日閉店?
いや、まだ商品あったから売りつくしセールはするんじゃない?
予想通り、半額セール開催のお知らせがあった。
予想と違ったのは、セールは翌日からのたったの4日間だけ。
それで終わり。
先週まで普通に毎日営業していたのに、4日後にはなくなる。
そんな急になくなってしまうものなのか。
オーナーとキャッシャーの今後はどうなるのか。
小包など、大きな郵便、配達物の受け取りスポットだったスーパー。
今後郵便はどうすればいいのか。
国営酒屋の注文&受け取り、
宝くじの販売、
競馬などの販売、
それもなくなる。
私はしない競馬などだが、それを買いに来るお客さんの車が停まってるのを見て、友達が寄ったり、コミュニケーションの場になっていたのは確か。
私は車の免許がある、でもお年寄りは?
郵便を取りに、牛乳を買いに、20km先のスーパーまで行くことになるの?
不安な気持ちで、それでも半額売り尽くしセールには行く。
スーパーであった村人と今後について立ち話。
買った商品の支払いができなくなったという話も聞いた。
スーパーの建物はオーナーのものではなく、ひと月の家賃だけで18万円(この田舎で!)ほどすること、
それプラス光熱費がかかること、
人件費もかかること、
それが払えるほどの売り上げがないこと、
すでにオーナーと、村の主要メンバーで話し合いの機会が設けられていたこと。
聞けば聞くほど、閉店は時間の問題だったことを知る。
が、村人もオーナーも、ただ終わりにしたくないことも伝わってくる。
翌日には話し合った内容などが張り紙されていた。
この小さな村でスーパーを存続するには地元民の協力が必要だということ。
村人に最小限でも必要なものを販売することができないかと話あったこと。
などが書かれている。
私個人の意見だと、ひと月に家賃を18万円もとる、強欲な家主から借りる必要はないと思う。
個人所有や村所有の使っていない場所がたくさんあるのを使えばいい。
そしてローカルプロダクト(ポテトや野菜、タマゴなど)を取り扱うファーマーズマーケットと、
大手チェーン店に加盟せずに、牛乳、パン、チーズなどを売る小さなお店と、
カフェ、郵便受け取りなど住民交流のできる場所をひとつにすればいいと思う。
誰かが出しているという『村人ひと口オーナー制』で村人全員で経営するという案も素晴らしいと思う。
今後、どうなるかはわからないけど、閉店の前日に、旦那さんと二人で、オーナーとキャッシャー2人に感謝を込めて、小さな胡蝶蘭(スウェーデン定番の贈り物)を持って行った。
あらゆる棚がほとんど空になった店内で、オーナーに声をかける。
これ、私たちから、と声をかけると、うっと涙をこらえるオーナー。
私もうっと涙がでそうになって堪えた。
色々あるけど、人生は続く。
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うちの村のストアもひと月ほど前になくなって、一番近いお店は45km先に(涙)。経緯はヨハンセンさんとことほぼ同じです。閉店売り尽くしセール、誰も買わずに売れ残りそうなものを買ってあげようよと相方に言ったら「今まで全くローカルストアで買い物してなかった人達が半額だからって買いあさってる。そういう人たちと一緒になりたくないからイヤ」と強く却下されました。ローカルサポートはずっと村の課題でストアがつぶれたのもこれで3回目。のどかな田舎だけどなかなか根深い問題です…。
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45km!それはキツい!
そして3回目…
この半額セールの時、今までみたことのない人たちをたくさんみかけました。カート山積みで「今日3回目」とかいうのを聞いて、すごいな、この人たちが普段から買い物に来てたら店もなくならなかったのに、とお店の人も思ってるよね、という話をしました。
10kmくらい離れた村も、スーパーが潰れ、それから15年後くらいに再度チャレンジしたにもかかわらずまた潰れたという話を聞きました。
ローカルサポート、かなり難しい問題ですよね…
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スーパーって社交の場でもあるんですよね。お客さん同志、お客さんとお店の人、よく立ち話してる場面を見掛けます。お店所がなくなるのは不便でもあり、悲しくもありますね。うちは幸いにも、半径2.5km以内に4つスーパーがあるんですが行くとこはだいたい決まってて、そうなるとお店の人ともちょっと話すようになるんですね。以前の職場の人とばったり会ったりも。
一口城主制度みたいに村の人皆がオーナーのお店っていいですね。月に一回皆でお掃除したりバーベキューしたり。
ちょっとバターが足りないからって20kmも運転するのはちょっと…なので、何か良い案が出てくる事を祈ります。
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半径2.5km以内に4つも!お気に入りはあっても、バックアップもあるから安心ですねー。
そう、社交の場ですよね、スーパー。特に田舎は車でブーンとでかけちゃうことが多いので、歩いてて人に会うことが少ない。(犬がいる人は別)イコール近所の人と会わないんですよね。私もキャッシャーさんたちにスパイスとか見たことない小麦粉とか質問したりしてたので、うちの旦那がいななったとしても村でやっていけるわ!とか思えたりした覚えがあります。
昨日ははじめて、一週間分をしっかり考えて買い物に行ったんですが、買い忘れがあったらどうしよう、と必要以上に買った気が…
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